9月 4th, 2014

Crickets!

まったくだめだった!

 

 

こんな場面を想像してもらいたい。お笑い芸人がウケをねらったが、すべってしまい、会場は静けさに包まれる。聞こえるのは鈴虫の鳴き声だけ。「Crickets」とはこの「鈴虫」のことを指す。

 

5月、ダルビッシュ投手がもう少しで完全試合を達成した試合後、相手チームの打者と廊下ですれ違った。私は彼と交流があるが、本人の名誉のために名前は伏せておく。彼はダルビッシュ投手に対し4打数無安打3三振で、まったく歯が立たなかった。廊下ですれ違うなり、「お手上げだ」とでもいうように両手を上げて一言、

 

Crickets!

 

と言って苦笑いをした。これはお笑い芸人が「すべった」のと同じ様に、彼はなにも「結果をだせなかった」という意味を「鈴虫」で表現している。これはもちろん野球だけでなく、一般の会話でもよく耳にする。ビジネスミーティングで自分の提案が通らなかった場合。デートでキスができなかった場合。宝くじをたくさん買って、一つも当たらなかった場合。どれにも当てはまる。しかし、これは俗語なので、公式の場で使うのは避けていただきたい。

 

Darvish 09:05:14

(5月ボストン戦で好投を見せたダルビッシュ投手)