9月 15th, 2014

The difference between the impossible and the possible lies in a man’s determination

物事を不可能から可能にする要素は人間の熱意の中に潜んでいる

ダルビッシュ投手が60日間の故障者リストに入り、ロスター枠が一人分空いた。代わりにマイナーからルーキーが上がってくるという。それも31歳のルーキーだ。マイナー暦14年というウィルダー・ロドリゲス(Guilder Rodriguez)選手だった。レンジャーズ史上、ロドリゲス選手より年上のルーキーは二人いたという。いずれも福森和男選手と建山義紀選手(現阪神タイガース)という日本でプロを経験した二人だ。

彼がメジャーへ上がってきたニュースを聞いたとき、ラソーダ氏の言葉を思い出した。

The difference between the impossible and the possible lies in a man’s determination.

訳は上記の通りだ。「determination」とは「決意」「確信」とも訳されるが、この場合は「熱意」あるいは「情熱」の方が近い様な気がする。ラソーダ氏は野茂選手がドジャースに入団した時の監督である。「俺の体内にはドジャーブルーの血が流れている」と名言を残し、根っからのドジャース人間で情熱的な性格の持ち主だったことも知られている。

Guilder Rodriguez

(試合前、バットを確かめるロドリゲス選手)

新人ロドリゲス選手はメジャー行きがマイナーの監督から告げられた時、涙が止まらなかったという。平均して5年間マイナーで過ごし、メジャーに上がれなければ選手は引退を決断すると言われる。マイナーという過酷な環境で14年続けてきたロドリゲスに脱帽する。ロドリゲス選手本人は、自分より若い選手が次から次へとメジャーへ上がっていく辛い光景を何度目にしたことだろうか。5月にメジャーデビューした20歳のオドール選手はマイナーで、ロドリゲス選手に大変お世話になったという。お兄さんの様な存在で、色々手助けしてくれたという。自分より年下の選手が下から上がって来たら世話をし、彼等がメジャーに上がって行く時は祝福する。それが何回繰り返されただろう。

それでもメジャーの舞台でプレーできる夢を追い続けた。そしてついにその熱意は報いられる日がきた。9月9日に晴れてメジャーデビュー。彼にとって、この日は一生忘れられないだろう。

Rodriguez 09:09:14