Cut the cord!

忘れろ!

 

 

メジャーの選手が一つのチームで選手生命を終えるというのは遠い過去の話。今年引退するヤンキースのジーター選手や去年引退したロッキーズのヘルトン選手は天然記念物のように讃えられる。ヘルトン選手は17年間、ジーター選手は20年間同じ球団でプレーしたことになる。フリーエージェント制度が確立された後、選手が色々なチームを転々することは日常茶飯事となった。

 

クラブハウスでこんな光景を見ることがある。ある選手が昨年まで所属していたチームの試合がテレビ中継していると、その選手は足を止め「皆どうしているかなぁ」と思いふけりながらじっと見ている。それを見ているチームメートがこんな事を言う。

 

「Cut the cord!」

 

「縁を切れ!(お前は今このチームにいるんだ)」と訳せる。直訳すると「コードを切れ」になり、この「コード」は「へその緒」を表す。もちろんへその緒は親と子の縁の証。ニュアンス的にいえば「過去との縁を断て」ということになる。

 

    Kinsler     Kinsler fan

(今年オフトレードでデトロイトタイガースへ移籍したキンズラー選手と、彼のTシャツを着て観戦に来るファン)

 

ファン同士が言っているのを聞いたこともある。去年までレンジャーズの二塁手だったキンズラー選手はファンのお気に入りだった。彼のTシャツを着て応援に来るファンは未だに少なくない。しかし気持ちの切り替えの早いファンは

 

「Cut the cord!」

 

とキンズラーファンに言う。「未練たらしいぞ、そいつの事は忘れてしまえ!」という意味合いだろう。日本と違い、メジャー選手の入れ替わりは早い。一年経てば全くチームがガラッと変わっている場合もある。ドライかもしれないが、これがメジャーの現状である。

 

もちろん失恋した男性や女性が未練がましい態度をとっていても使われる言葉だ。

3件のコメント

短いフレーズで意味深ですね‼
同じ内容を他の単語を使うと長くなりそう…
確かに、メジャーでは、入れ替わりが激しいですね‼
出会いと別れが多い職場だなぁ〜
そんなにしんみりとはしていないんでしょうけど(^^)
私は、選手が地元チームに入ってくるのもウェルカムだし、行ってしまうのも違うユニフォームを着て活躍する姿を見るのもいいかな⁇
それも楽しみです!

この仕事を何年もやっていますと、どのチームにも以前一緒に仕事をした選手がいるようになります。遠征の楽しみの一つにもなります。人との「出会い」はもちろん大切にしますが、私は「再会」の方をもっと大切にするので、以前と違うユニフォームを着ている選手と違った場所で会うのを楽しみにしています。

ダルビッシュくんの相棒、お二人、ジメネスさんがインディアンスに、ソトさんがアスレチックスに行くようなニュースを見ました。
二村さんもずいぶん関わっていたと思います‼
また、再会のメンバーが増えましたね!
お二人ともダルビッシュくんと相性が良かったみたいだから残念ですが、そこが日常茶飯事なんですね。

ソトさん、ジメネスさんの新天地での活躍を期待します‼

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